【妖怪ウォッチ】出オチのネーミング

価格.com総合人気ランキングで、バンダイより発売されている玩具【妖怪ウォッチ】が首位をキープし続けている。

f:id:nekonoasioto:20141029122920j:plain

価格.com 10月29日付 総合人気ランキングより

元はニンテンドー3DS用ソフトとして、2013年7月11日にレベルファイブから発売されたゲームのキャラクター商品だ。腕時計型の本体に、コレクション性のあるメダルを差し替えて遊ぶ。

【妖怪ウォッチ】の商品の骨格は単純なものでA+B=Cの方程式にあてはめることができる。

真新しいことは何もしていない。斬新性、革新性とは全く無縁なアイテムである。それにもかかわずヒットしているのは、過去に成功した商品のエッセンスを上手く組み合わせているからだ。

エッセンスの組み合わせを説明するにあたって、それぞれ成功した商品ABCを例としてあげる。

カテゴリーA  ポケットモンスターRPGゲーム)

カテゴリーB 遊戯王トレーディングカード

カテゴリーC ゲームボーイ携帯型ゲーム機本体)

それぞれが小学生や中学生の間で爆発的にヒットした玩具だ。ここからユーザーが『お金を使いたい』と感じる要素を抜き出して再構築してみる。

ポケットモンスター遊戯王ゲームボーイ

【キャラクター性】【コレクション性】【コンテンツのベース】

 【妖怪】【メダル】【時計型玩具】

では成功事例の要素をつめこめさえすれば売れるのか?となるが、それは無理だ。絶妙なバランス感覚を持たなければ、そもそも企画をだすことさえできない。

要素の組み合わせは、パズルを解くようなもので、完成品は『ユーザーが望んでいない機能』をひとつでも含んではいけないからだ。

【妖怪ウォッチ】は組み合わせの技術により成功した商品だと考えられる。

また、商品開発や新規プロジェクトにも共通して言えることだが、成功の絶対条件として『なぜ、成功した商品は売れたのか?』を開発陣がきちんと理解し、これからつくるものの完成ビジョンを共有しあう必要がある。

企画発案者の最も骨の折れる仕事は、関わるスタッフの完成イメージを統一させることだ。

これに関しても、A【妖怪】+B【時計】=C【妖怪ウォッチ】という出オチのメリットがあったと思う。

バンダイのひとり勝ち

アニメで人気に火がついた1月から11ヶ月間、同タイトルの関連商品は好調な売れ行きを推移している。

これほど年末年始商戦で安泰な企業はめずらしい。