【鳥山明】タブレットとペン画

11月21日(金)より映画『西遊記~はじまりのはじまり~』が公開されます。


Yahoo!ニュース - 鳥山明氏も太鼓判!「西遊記 はじまりのはじまり」特別映像が公開!(映画.com)

三蔵法師孫悟空らの天竺への壮大な旅を描く西遊記を、小林サッカーのチャウ・シンチ―が監督・製作・脚本を担当し映画化。玄奘孫悟空らと出会うまでの物語が監督ならではのユニークな視点で描かれます。

ストーリーは、若き妖怪ハンター玄奘(主人公)がオリキャラ・段の力を借り、沙悟浄猪八戒孫悟空とバトルを繰り広げるアクション娯楽に仕上がっているようです。と、映画の宣伝はここまで。

この作品、鳥山先生のドラゴンボールの影響がかなりでているんですよ。オリジナルキャラ・段は女性で、ドラゴンボールでいうチチの役柄、ヒロインなんですねぇ。美人武道家で強く勝気なのに、ほれた相手にはつくすツンデレちゃんって、天下一武道会で結婚宣言したチチにもろかぶり。チャウ・シンチ―監督ご自身がドラゴンボールファンであると公言されているので、映画づくりの発想もそこから得ているということですね。

鳥山先生はこの映画のために日本版ポスターを書き下ろされており、それがこちら。

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なんと言いますか・・鳥山先生のイラストだとサインを見るまで信じられなかったです。なんか、ちがう、これじゃない。

いえ。十分上手いのです。ただ、デジタル彩色がのっぺりしてて立体感とか、生き生きしてる感とか・・にゃい。鳥山ファンの方がいうには、作画がペンタブレットに移行した時期からこういう傾向がでてきたらしいのですが、リアルタイムで週刊ジャンプを読んでいた身としては、切ないものがあります。

あの鳥山先生ですか!?

最近放送されているスズキ・ハスラーのCM。


SUZUKI ハスラー TVCM「Dr.スランプ アラレちゃん」篇 - YouTube

Dr.スランプアラレちゃん』とコラボしたこのCM、ワクワク感をコンセプトにつくられたそうです。約15秒でたっぷり、アラレちゃんのかわいさが詰め込まれているので印象に残ります。CMの撮影・収録現場でも「この感じで正解だよね!」と声が出たとか、出なかったとか。

漫画の扉絵風なところをチョイスしました。着色前の線画だけでも、今にも動き出しそう。

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東映アニメーションのスタッフの方が、先生の描かれた一枚絵を元にトレースしたものなので、厳密には鳥山明のペン筋ではありません。「でも、そんなこと、どうでもいいよ!こういうのを描いてほしいんだよ!」ファンは歓迎して迎えますし、私も同感です。デフォルメされてはいるけど、モノの機能が破たんしていないメカ。イラスト一枚だけでドラマが見えてくるキャラ。ごちゃごちゃ書き込んでいないので見やすい。鳥山チックだわぁ。

ネットで鳥山先生が劣化(失礼な言いよう)した原因はPCタブで作画をされているからだ、との書き込みを多くみます。それはその通りだな?と思う一方、腱鞘炎でペンが持てなくなってしまっても、新たな表現手段を模索している向上心に頭がさがります。超一流で漫画の歴史からはずせない人物なのに、チャレンジ精神に溢れるって、すげージジイだなと。

おわりに、ハンターハンターの富樫先生にイラストの上手さで漫画を描くことを諦めさせた一枚を張り付けたいと思います。

 

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「ばいちゃ」